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文献紹介のページを更新いたしました(2024年4月掲載)

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リウマチ性疾患を罹患している女性の産後うつ病発症率は、非罹患女性と比較し高い


Key Point


本邦での周産期うつ病の発症頻度は11-16%程度とされている1。近年慢性疾患女性の妊娠機会は増加しているが、慢性疾患罹患女性は自身の疾患活動性のこと、子供への影響、投薬されている薬剤の児への影響、育児への不安感など、妊娠計画段階から妊娠中、産後と様々な不安やストレスを抱えながら過ごしている場合が多いため、周産期のストレスケアは大変重要である。本研究ではリウマチ性疾患女性の産後うつ病の発症が非疾患女性比較群と比べ有意に高いとの結果であった。これまで、リウマチ性疾患患者の抑うつ障害の合併は有意に多数であるとの報告もある2。これらの慢性疾患を有する患者の妊娠サポートを行う場合、我々は医療ケアチーム全体で内科的疾患や妊娠経過のみならずプレコンセプションケアの段階からうつ病の有無を確認する事も含め、メンタルヘルスサポートを行っていく事が望まれる。


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