第8回日本母性内科学会学術集会 会長 兵藤 博信よりご挨拶
~ ご挨拶 ~
第8回日本母性内科学会学術集会
会長 兵藤 博信
(東京都立墨東病院 産婦人科部長)
このたび、第8回日本母性内科学会学術集会を開催させていただく運びとなりました。COVID-19による制約も1つ1つ解消されていく中で、『母性内科』という合言葉で多くの科、多くの職種の方々が集い、顔を突き合わせ意見を交わし合うことは、心底嬉しい限りです。
今回は「すべては妊娠する女性のために」をテーマとして掲げました。産婦人科で開催するのは初めてとなりますが、産婦人科では、最近は他科と連携した「プレコンセプションケア」が注目されています。この学術集会を機に、他科とより有機的に連携して、より多くの妊婦が安心して診てもらえるようになることを願っています。また、内科系のいろいろな学会で妊娠関連のセッションがみられるようになったと思います。そういった中で語られる「妊娠」に、もっと産婦人科の専門性が貢献できると、より議論も深まるだろうと思い、本学会がそういった場として活用されれば何よりだと思います。
2014年に本学会が設立され、2016年に第1回学術集会が開催されて以降、年々多くの参加者、多くの演題応募を集めてきています。今年も想像を超えるほどの一般演題の応募をいただきました。いろんな観点で、多くの分野の方々が垣根を越えて意見を交わし、明日以降、皆さまが妊娠する女性のためによりよいケアが行われるよう、実りのある学術集会にして参りたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。